ホーム > 自然医療への取り組み
自然医療への取り組み
自然医療とは伝統的治療法と19世紀にヨーロッパで広く普及していた健康法の組合せから発展した医療です。
ヒトや動物には生まれながら持っている、病気を妨げ、身体の状態をバランス良く保つ働き(自然治癒力)があります。しかし、何らかの要因で自然治癒力が低下し、身体のバランスが崩れることで病気がもたらされます。動物さん達が病気になるその要因を取り除き、自己治癒力を最大限に発揮させ、病気の克服を手助けになるものが自然医療になります。
病気になった動物さんが来たとき私たち獣医師は西洋医学にのっとり検査をおこない、薬や注射、外科手術などの治療をしています。しかし、近年医療の発展や動物さんの高齢化などに伴い様々な病気になって来院される動物さんが増えるなか、どうしても西洋医学のみでは解決できない問題があります。ときには、治療のための薬によってもたらされる副作用で動物さんを苦しめてしまうこともあります。
自然医療は西洋医学の薬や手術のような体にかかる負担が少ないことが一つの特徴です。当院では、西洋医学に代わる医療として(代替医療)、また西洋医学による治療を補助し、副作用を減らす手段として(統合医療)、自然医療を幅広く取り入れていきたいと考えています。
ドイツ人医師であるレッケベーク博士は、なかなか効果の出ない慢性疾患に対して、ホメオパシー薬も現代治療薬もともに用いる方法を模索した結果、「ホモトキシコロジー」理論を考案しました。
動物さんは常にさまざまな病原性因子や体に有害な毒素に曝されています。毒素は外から侵入してくるものもあれば体内で産生されるものもあります。レッケベーグ博士はこれら毒素を「ホモトキシン」と名付けました。このホモトキシンを中和、解毒し、除去しようとする防御系が身体には本来備わっています。しかしその防御系や自然治癒力だけでは対応しきれず、ホモトキシンとの戦いに負ける場合や、その戦いが長期に長引く場合もあります。その結果、体が過度の負担を受けて不具合を生じ「症状」や「疾患」として表に出てきます。これが「病気」であるとレッケベーグ博士は考えたのです。
よって病気の原因である、ホモトキシンを除去するための防御系や自然治癒力を薬剤(抗ホモトキシン薬)によって補助・活性化させることによって、結果的に病気は解消することになります。

ホモトキシコロジー治療によって効果が期待できる症状
  • 腎臓疾患
  • 肝臓疾患
  • 代謝性疾患
  • 呼吸器疾患
  • 外傷
  • 老齢病など

薬の種類 錠剤、シロップ剤、注射薬、眼科薬、軟膏、などがあり西洋医療と同じように使用します。

ホメオパシーとの違い ホメオパシー1つの製剤(レメディ)を選び出し使用していきます。
ホモトキシコロジーは複数のレメディの組み合わせや西洋医療との併用により、病気全体の解消を目指します。
オゾンは空気中の酸素(O₂)が化学反応で変化した物質(気体)でO₃と化学式で書きます。
オゾンは非常に不安定で、安定した酸素になろうとする性質があります。その時に放出された酸素原子は周囲の物質と結合して酸化反応を起こします。この酸化力が消毒・殺菌・脱臭といった分野で利用されます
ヒトの医療分野では、医療先進国のドイツにおいて1万人以上の医師により年間100万人以上の人々に行われています。実際、1957年にドイツでオゾン発生装置が開発されて以来、イギリス、イタリア、スイス、オーストリア、ロシアなど欧州全域で広く認知されるようになり、とくにドイツでは保険適用になっているため、さまざまな病気の治療法として利用されています。
西洋医療などのほかの治療との相性も良く、相乗効果が期待できます。

オゾン療法の作用
  • 体内への酸素供給
  • 血流増加
  • 免疫調節作用
  • 抗酸化作用
  • 消炎鎮痛作用
などの治療効果が期待されています。

オゾン療法の種類
  • 注腸方法:肛門からオゾンガスを注入します。小動物に対するオゾン療法では主にこの方法が使用されます。痛みがなく、一回の治療時間が短い(1~2分ほど)ので、動物さんへの負担がすくないのが特徴です。
  • 自家血療法:採血した血液にオゾンガスを混ぜ、体内に戻します。ヒトの医療では主にこの方法が使用されます。
  • 皮下注射法:痛みや腫瘍のある部位に対して、少量のガスを注射します。
  • オゾン化クリーム:オゾンガスを溶かしたオリーブオイルを、皮膚の炎症や感染を起こした部位に塗ります。

オゾン療法によって効果が期待できる症状
  • 老齢性疾患
  • 腫瘍
  • 椎間板ヘルニアや関節疾患
  • 体内への酸素供給
  • アレルギー疾患
  • 自己免疫性疾患
  • アンチエイジングなど
“ジェモ”(gemmo)とは、植物が発芽から新芽となって伸びていくときにだけ合成される、成長と分化を活発に起こす成分です。 発芽や新芽・若芽には、成長してしまったときには失ってしまう物質が多く含まれています。ジェモセラピーは、ジェモを多く含む新芽、若芽をすりつぶし、精製したサプリメントです。
ジェモセラピーは、健康の基本となる有害物質の解毒(デトックス)と排出(ドレナージ)を促しつつ、臓器を癒し、働きをサポートする作用があります。
ジェモセラピーは、もともと人間の医療過程に解毒を目的としてヨーロッパで開発された自然医療です。欧米ではペットの体内環境を整え、代謝力や自己免疫力を高めるハーバルサプリメントとして広く普及し活用されています。
 現代社会で生活するペットは、人間社会がもたらすたくさんの有害物質を完璧に除去することができません。外因性毒素や代謝性老廃物が体内の臓器に蓄積されることで、免疫力が低下し病気を発症しやすくなってしまいます。
ジェモセラピーは有毒物質が蓄積した細胞組織の解毒、排出をやさしく効果的に促し、これらの臓器の機能を活性化します。犬・猫は全身の代謝が良くなり、ストレスが解消されます。
 また、ホモトキシコロジーや他セラピーを補完するものとして、大変すぐれた自然医療であり、現代医療の薬効すら、より有効に機能するよう助けてくれます。身体をクリーンにし、体内ブロックをなくしてくれる作用があるためと考えられます。

ジェモセラピーの種類
  • コモンジュニパー:肝臓の炎症を防ぐ効果や腎臓に対しては利尿効果があります。
  • フィグツリー:胃腸疾患の症状を癒す効果があります。
  • ライムツリー:繊細なペットの神経を鎮静させ健全な精神状態を保つ効果や、神経痛や痙攣防 止の効果があります。
  • ローズマリー:肝臓、胆嚢の機能を正常化させる効果があります。
  • ワイルドウッドヴァイン:骨や関節、靭帯の損傷などからの回復効果があります。
  • ブラックカラント:副腎のホルモン分泌を刺激し、皮膚の痒みや炎症に効果があります。
  • イングリッシュホウソン:心臓に作用し、頻脈や不整脈を正常に戻す効果などがあります。
  • ヨーロピアンオリーブ:血管の硬化を防ぐ効果や、抗血栓作用、血液循環を正常化する効果があります。
新鮮な飲み水に数滴加えて与えてください。
コルディM がん対策のサプリメント
日本産冬虫夏草を使用した免疫力を上げるサプリメントです。効果に個体差はありますが、自然免疫促進によるがんの成長抑制、縮小や、元気・食欲回復、体質改善効果があります。またがん治療(手術・抗がん剤・放射線)と併用することで、治療効果を補強し、副作用を減らすことも期待できます。反応は早くにでてきやすいので、まずは一か月間使用してみることをお勧めします。

アンチノール 関節、皮膚のサプリメント
ニュージーランド産のモエギイガイから抽出された30種類以上の脂肪酸を含む成分が、関節疾患に対して抗炎症物質として強力に作用します。また、必須脂肪酸の不足による皮膚や毛並の改善にも役立ちます。

アウレオEF QOL(生活の質)の向上、免疫力を高めるサプリメント
免疫力を高める、がんを抑制する効果のあるβグルカンが含まれています。他にも腸内環境を整える、コレステロール値を下げる効果などもあります。また、腸内環境を整えるEF乳酸菌も含まれています。

デンタルバイオ 口臭、歯周病予防のサプリメント
お口の中の良い菌のバランスを整えるプロバイオティクス(口腔内善玉菌)を含まれているので、口臭や歯周病の原因となる悪い菌の繁殖を抑えます。また、お口の中の健康の維持に役立つラクトフェリンも含まれています。

ベジタブルサポート 野菜をまるごと使用したサプリメント
野菜からとれる天然のβカロテン、ビタミン、アミノ酸などをバランスよく調節されており、健康維持に役立ちます。腸臓用(蛋白漏出性腸症などにお勧め)、肝臓用(肝硬変や肝障害にお勧め)、エキゾチックアニマル用(ウサギ、モルモット、ハムスターなどにお勧め)の三種類あります。
たかすの丘どうぶつ診療所 北海道上川郡鷹栖町16線9号 0166-87-5539 午前 9:00-12:00
午後 16:00-19:00
※水曜・日曜:休診
※祝日午後:休診
あさひかわのどうぶつ診療所 北海道旭川市末広2条13丁目1-4 0166-56-9536 午前 9:00-12:00
午後 16:00-19:00
※木曜:休診
※日曜・祝日午後:休診
※全日予約制
サイトマップ Copyright © Takasuno-Oka Animal Clonic. All rights reserved.